知的障害者授産施設 ほっぷすてっぷ

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サービスの基本と主な内容

私たちの願い

ことばが話せない
字が読めない
数がかぞえられない
着物がきられない
食事も、入浴も、排泄も、
ひとりではできない
−−−たとえ、そうだとしても
それだけで不幸ではありません
人として、生命と心が無視され、
生きにくいことが不幸なのです
みんなと同じように
勉強したいのです
働きたいのです
遊びたいのです
なごやかな暮らしがしたいのです

施設の方針(3つの機能)

  1. 風通しの良い施設(交流機能)
  2. 地域に役立つ施設(施設の人材、専門性を開放する機能)
  3. 地域で安心して生きていけるように支援する施設(地域生活を実現させる機能)

施設運営の重点事項

【1】権利擁護

福祉の前提として人権尊重があり、その人らしく生きていくには、権利擁護が欠かせません。福祉に従事する専門家として、北海道の知的障がい福祉協会が提唱する「人権侵害ゼロへの誓い」に取り組み、全ての職員が署名・捺印(宣誓)しています。 また、利用者一人一人の意思・ニーズを浮き彫りにし、支援内容を明確にするため「苦情解決相談」を実施しています。

[人権侵害ゼロへの誓い]

北海道の知的障がい福祉協会関係者は、知的障がい者の自由と尊厳を守り、自立した生活を支援するため、あらゆる努力を傾けるとともに、知的障がい施設における人権侵害ゼロの実現をめざすことを宣言します。

  1. 私は、日本知的障害者福祉協会の「倫理綱領」「職員行動規範」を遵守し、体罰、性的虐待、利用者の財産侵害は最も卑劣な人権侵害であり、決して行なわないと心に誓い、署名を行います。
  2. 集会室等に「人権侵害ゼロへの誓い」の署名を掲げ、施設利用者や家族と約束をします。
  3. 人権侵害ゼロを実現するため、援助技術の研鑽と研究に努めるとともに、必要な環境改善を推進します。
[苦情解決相談]

社会福祉法の基本的思想である「サービス提供者(施設)と利用者との対等な関係をめざす」ため、苦情解決相談を行なっています。

  • 施設利用者(ないしは家族)の方は、いつでも施設に対する不満、疑問、改善してほしい要望などを施設に申し出ることができます。
  • 施設は担当者や窓口を明らかにし、苦情が出ると、すみやかに解決に向けての話しあいを行ないます。
  • 解決のための話しあいには、利用者個々の権利が守られるように、施設職員以外の第三者が加わり公正な調整を行なってくれます。
  • 苦情受付書、苦情受付報告書、苦情解決結果報告書等の記録を備えつけ、記録と報告を積み重ね、相談者の願いを正確につかみとれるようにしています。
  • 解決できない苦情については、北海道福祉サービス適正化委員会(北海道社会福祉協議会内)に申し出ることができる。
[利用者自身による施設サービス評価]

提供しているサービスの内容を、職員が振り返り、評価するのはもちろんですが、利用者自らがサービス内容を評価しているのが、私たちの施設の特色です。

  • 障害特性ゆえに、不平・不満を訴えてくることが出来ないことがあるため、利用者で作られている自治会活動と関連させ、個々のニーズの掘り起こしを進めていくことをねらいとしています。

【2】地域での生活を支える

  1. 障がいをもった人たちの夢・・・
    「町で働きたい」「町のアパートに住んで生活したい」「友達と買い物に行ったり、カラオケをして遊びたい」など誰もが町でごく普通の生活をすることを望んでいます。
  2. 地域内生活を可能にする条件・・・
    生活を送る場所(住宅・グループホーム)と収入を得る事ができる働く場(職場)、自由な時間を楽しく過ごす機会(余暇活動の充実)、困った時にすぐ相談に乗ってくれる機関(相談支援センター)の4つが必要になります。
  3. 入所型の施設(おにしか更生園)、通所型の施設(ほっぷすてっぷ)、地域支援センター(留萌相談支援センター)、グループホーム世話人の人たちと連携をとりあい、安心して地域で生活できる体制を作っています。

【3】この街に生き、この街と歩む

利用者の方々も、留萌管内(留萌市、小平町)に住む者として、この町の活動に参加したり同じ市民(町民)としての役割を果たしています。 

  • 特産品加工開発(町のおみやげ作り)
    平成6年に北海道で1番になった小平黒毛和牛でハンバーグを作りました。
  • 町の美化活動、除雪活動
    みんなが住むこの街のバス停の清掃や除雪活動を行なっています。

【4】福祉は、プライドを保つこと

この町の特産品(おみやげ)のいくつかは、障がいをもった人たちによって生み出されたり、生産されています。
アイボリーメロン、お米のパン、ハンバーグ、ビーフシチュー・・・
私たちも、この町のおみやげを作っているんだよ。ちょっと胸をはり、誇らしげになります。町に出て、住民の方々と交流をもち、地域活動に参加できるからなのでしょう。
誰もが経験しているごく普通の体験が、利用者に自信をもたらし、輝きのある表情を作ります。
福祉は面倒を見てもらったり、金銭を援助してもらうことではありません。私もがんばっているよ。と誇らしげな生き方ができる。プライドを保つことこそが福祉の本質と思い、そんな福祉をめざしています。

ほっぷすてっぷ〒078-3442北海道留萌郡小平町字鬼鹿田代585番地
TEL : 0164-57-1188 FAX : 0164-57-1199